
マネックス証券、生成AIで投資支援「マネックスアシスタントβ」開始
ポイント
マネックス証券は2025年1月30日、生成AIを活用した新しいサポートシステム「マネックスアシスタント(β版)」をリリースした。AIが株価情報や証券に関する質問に迅速に対応する。 マネックス証券は、2025年1月30日より、最新の生成AI技術を活用した「マネックスアシスタント(β版)」の提供を開始することを発表した。この新しいサポートシステムは、口座保有者を対象に、株価情報や証券に関する質問への対応を行う。
「マネックスアシスタント(β版)」は、生成AIを利用して顧客からの質問に適切に応答するものだが、回答内容そのものは事前に設定された情報に基づいて提供される。生成AIは質問の分類を行い、最適な回答を選択する役割を担っている。これにより、ユーザーは迅速で正確な情報を得ることができる。
背景には、金融業界において急速に進展する生成AI技術の普及がある。同社は、2023年7月にAIサービス推進室を設立し、顧客対応の効率化のためにAI技術を活用する方針を掲げてきた。これまでには、証券業界で初となるAIアバターアナリスト「AIハッチ」やSNSでの生成AIによる情報発信など、顧客サービスの向上に努めている。
新しいシステムは初期段階では、株式取引や投資信託のページに設置され、ログイン後のユーザーが利用可能となる。将来的には機能を拡張し、さらに幅広い質問に対応できる体制を整えていく予定である。このβ版リリースは、ユーザーからのフィードバックを基に正式版に向けた改善を進めるためのものであり、安定性やサポートが限定されていることに注意が必要だ。
マネックス証券は、このシステムを通じて顧客の利便性を向上させ、より多様なニーズに応えることを目指す。
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