
山梨中央銀行、帳票発行の電子化でコストを80%削減
ポイント
山梨中央銀行は、ラクスの電子請求書発行システム「楽楽明細」を導入し、2024年12月からの3か月間で、帳票発行にかかる紙代・印刷代・郵便代を約80%削減した。 山梨中央銀行が株式会社ラクスの提供する電子請求書発行システム「楽楽明細」を導入し、紙・印刷・郵便代の大幅な削減を実現した。2024年12月にシステムを導入し、わずか3か月で帳票発行にかかる関連コストを約80%削減したという。
同行では、年会費請求書をはじめとする帳票発行業務が年間6,000件以上にのぼる。紙ベースでの発行は、印刷や封入、郵送の度に手作業が必要で、特に11月から1月の継続会員の処理ピーク時には、作業時間が丸2日かかることもあった。本格的なデジタル化を推進する中で、郵便料金の値上げが見込まれていたことも背景に、紙の帳票発行からの脱却を決断した。
クラウド型システム「楽楽明細」を採用することで、紙ベースのプロセスを見直し、電子発行が大半を占める形に移行した。結果、紙代、印刷代、郵便代を大幅に削減し、コスト削減の目標を達成した。また、紙を用いた帳票発行は約80%減少し、ペーパーレス化が推進されることになった。
帳票の電子化により、手作業が減り業務効率も向上した。印刷、封入、郵送といった作業が不要になるだけでなく、郵送希望の企業に対してはシステム上で一括対応が可能に。取り引き先のニーズに応じて、メールやFAXでの発送方法を選択できるようになったという。
同行は今後、請求書だけでなくセミナーの受講料請求書などさまざまな帳票発行に「楽楽明細」を活用し、全社的な業務効率化とさらなるデジタル・トランスフォーメーション(DX)、ペーパーレス化を目指していく方針だ。
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