
中古住宅流通のツクルバ、三菱UFJ銀行と協業し住宅ローン事業を強化
ポイント
ツクルバは三菱UFJ銀行と銀行代理業委託契約を締結し、BaaSアプリ「三菱UFJ銀行forカウカモ」の媒介など住宅ローンサービスを強化すると発表した。不動産×金融のDX推進を狙い、中古・リノベーション住宅流通プラットフォーム「cowcamo(カウカモ)」利用者の利便性向上を目指す。 ツクルバは6月2日、三菱UFJ銀行と銀行代理業委託契約を結び、同銀行が提供するBaaSアプリ「三菱UFJ銀行forカウカモ」の媒介を含む住宅ローンサービスの強化を開始した。「cowcamo(カウカモ)」の利用者に向けて、住宅ローンの新たな付加価値提供を目指す。
ツクルバはカウカモを通じて住宅ローンを検討する顧客に、三菱UFJ銀行の住宅ローンサービスの紹介やBaaSアプリ「三菱UFJ銀行forカウカモ」の案内、アプリを活用した口座開設のサポート、住宅ローン契約の媒介といった業務を担当する。実務では、ローン審査や契約に必要な書類収集、進捗管理、および顧客・銀行双方への報告を、ツクルバの専任チームが担う。
またローン契約時には、三菱UFJ銀行が提供するネットバンキング機能付きのBaaSアプリの活用提案を行い、顧客の新規口座開設を支援。金融と不動産の一体的なサポートで、住宅購入の検討段階から契約実施まで、シームレスで効率的な体験を提供する狙いだ。
住宅購入にまつわる資金面の課題や煩雑さを解消するため、不動産と金融のDX推進が急務となるなか、ツクルバと三菱UFJ銀行は2024年3月から協議を継続。中古・リノベーション住宅売買における金融DX推進や、銀行機能の一部をクラウドとして他社へ提供するBaaSの活用について連携を進めてきた。
両社が注目するのは、ツクルバの運営するカウカモの50万人超登録会員という強力な顧客基盤と、三菱UFJ銀行のBaaS基盤「&BANK」の連携により、新しい住宅ローン体験を創出できる点だ。
ツクルバは今後も三菱UFJ銀行と連携し、従来にない新規BaaS事業機会の創出や、住まいに関する金融DX強化を一層推進するとしている。
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