
FPパートナーが保険代理店システム「hokan」を導入
ポイント
保険代理店FPパートナーは、業務効率化とガバナンス強化を目的に、クラウド型保険代理店システム「hokan」の導入を決定した。2026年4月からの利用開始を予定し、2027年8月までに完全移行を目指す。 FPパートナーは、2026年4月よりクラウド型保険代理店システム「hokan」の導入を開始し、2027年8月までに完全移行を目指すと発表した。顧客本位の業務運営と情報管理体制の抜本的改革を目的としており、業務効率化とガバナンスの強化を図る。
「hokan」は、保険募集業務に関する情報を一元管理し、業務の標準化やシステム更新、サポート体制の整備により、保険業法や監督指針に即した運用体制を構築できるシステム。契約者情報や相談履歴を一元管理し、提案プロセスの透明化と定着を促進するとともに、業務フローの標準化による「顧客ニーズ」への対応を実現する。
FPパートナーは、保険商品販売や金融商品仲介業を行う大手代理店で、「マネードクター」ブランドを通じて全国展開している。2023年から現行システムの刷新を検討しており、今回の決定はその一環。
背景には、2022年の東証グロース市場への上場と、2023年のプライム市場上場により社会的責任が増す中、顧客との関係性をさらに深め、顧客起点の提案力を高める必要性があった。営業社員が安心して利用できる信頼性の高いシステム環境の整備が、顧客満足の蓄積と企業成長に資すると判断した。
今後、導入プロジェクトは三段階で進行する。初期段階では比較推奨や募集記録、乗り換え契約対応などを含む業務の効率化を図り、顧客対応履歴の正確な記録と業務統制の徹底を目指す。次の段階では営業フローを刷新し、営業担当者の実務支援と定着化を進める。最終的には「hokan People」を活用した従業員管理と現行システムからの完全移行を完了させる予定だ。
両社は、今後も業界動向を踏まえた機能拡充を進めながら、保険募集人の付加価値向上を支援していくとしている。
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