
リザーブリンク、金融・保険業界向け予約システムを発表
リザーブリンクは6月4日、金融・保険業界向けの予約システム「ChoiceRESERVE FINANCE」を発表した。これは、同社の多業種対応型予約システム「ChoiceRESERVE」をベースに、金融・保険業界のニーズに特化した新サービスである。
「ChoiceRESERVE」は、全国117行のうち30行以上の銀行に導入されており、相談予約や店舗業務の効率化など、多様なシーンで活用されてきた。これまでの運用を通じて蓄積したノウハウを活かし、金融・保険業界特有の厳しいセキュリティ基準やコンプライアンス要件にも対応できる機能を備えている。
新サービス「ChoiceRESERVE FINANCE」では、以下のような機能が提供される。
まず、金融機関のセキュリティ要件に準拠したシステム構成を採用し、個人情報の取扱いに関する運用支援も行う。また、銀行・保険会社の顧客情報と連携し、予約時の入力作業や管理側の確認業務を効率化する。非対面チャネルであるオンライン面談なども含めた総合的な顧客接点の可視化も可能となっている。
さらに、導入から運用まで専任スタッフが伴走するサポートサービスを提供し、業界特有の法令対応や店舗オペレーションノウハウを共有する。店舗ごとの予約状況をリアルタイムで可視化し、各支店間のやりとりを効率化する機能や、権限管理により本部・店舗ごとに閲覧・編集範囲を設定することもできる。
これまで、金融・保険業界ではセキュリティ要件の厳格化や店舗・基幹システムとの連携など、複雑な条件下でのシステム導入が求められていた。そのため、一般的なSaaSソリューションをそのまま導入することが難しいケースが多かった。リザーブリンクでは、専門チームが各企業のニーズや環境を詳細にヒアリングし、必要な機能や連携を柔軟にカスタマイズする体制を整えている。
今後は、「ChoiceRESERVE FINANCE」が蓄積する予約データを活用し、金融・保険業界全体での顧客行動分析や応対品質向上に寄与していく予定である。銀行や保険会社から寄せられる多様な要望や課題を的確に捉え、より高度なセキュリティ機能や基幹システムとの連携など、機能開発を積極的に進めていく方針だ。
添付画像一覧

