
三菱UFJモルガン・スタンレー証券、AIソリューション「KIBIT Eye」を導入
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、FRONTEOが開発したAIソリューション「KIBIT Eye」を導入した。これにより、メールやチャットのモニタリングを高度化し、コンプライアンス体制の強化を図る。
「KIBIT Eye」は、FRONTEO独自の自然言語処理技術を活用した特化型AI「KIBIT」を搭載しており、企業におけるリスクの早期発見や不正の予見を支援する。AIが膨大なテキストデータを解析し、判断基準の属人的なバイアスを排除することで、画一的かつ網羅性のあるチェックを可能にする。また、データのスコアリングによってリスクを含む可能性の高いデータを抽出し、効果的にリスクを管理する。
近年、金融業界では顧客保護の徹底や内部不正の防止、カルテル対策の強化、さらにはデジタル化の進展に伴うサイバーセキュリティ対策などが重要視されている。こうした背景の中、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、コンプライアンスチェックを目的としたモニタリング業務の網羅性および検証精度の高度化を目指し、「KIBIT Eye」の導入を決定した。
同社の法人・市場コンプライアンス部のモニタリング責任者は、「メール&チャット監査AIソリューション『KIBIT Eye』を用いてデータのスコアリングが行われる本システムの導入により、コンプライアンスチェックを目的としたモニタリング業務の網羅性、および検証精度の高度化に繋がるものと考えます。リスクの予見に繋がるモニタリングを行いながら、お客さま本位の業務運営の徹底をさらに強化してまいります」とコメントしている。
FRONTEOは、これまでにも三菱UFJフィナンシャル・グループ内で「KIBIT Eye」の導入実績があり、2024年4月には三菱UFJ信託銀行、2025年3月には三菱UFJ銀行に提供されている。これらの実績が評価され、今回の導入に至った。
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