
住信SBIネット銀行、最大200IDで権限設定可能な法人向け「ビジネスメンバー管理」開始
ポイント
住信SBIネット銀行は7月3日、法人インターネットバンキングの新機能「ビジネスメンバー管理」を公開した。最大200ID発行が可能となり、担当者ごとに細かな取引権限や承認限度額を設定できる無料サービスで、振込業務を「申請」と「承認」に分けるワークフローやリマインド通知も備える。スマート認証NEOを登録した法人ユーザーはPCやスマートフォンから即日利用でき、内部統制と業務効率の両立を狙う。 住信SBIネット銀行は7月3日、法人向け口座の利用権限を柔軟に管理できる新サービス「ビジネスメンバー管理」の提供を始めた。これまで1口座につき1ユーザーのみだった同行の法人口座に、最大200IDまで追加登録できるようになり、ユーザーごとに個別の操作権限や承認限度額を設定できる。料金は無料。
同行によると「複数人で口座を使いたい」「職務分掌に合わせた権限設定が必要」といった要望が寄せられており、ニーズに応えるかたちで機能を開発した。マスターユーザーが社内担当者を追加し、振込・照会・承認などの権限を細分化できるほか、振込業務を「申請」と「承認」に二段階で運用可能とした。承認者には金額上限を設けられるため、多額送金や不正操作のリスクを抑制できる。
承認期限が近づくとリマインドメールが自動送信され、担当者の不在や業務繁忙による振込漏れを防止する仕組みも盛り込んだ。ID追加に伴う社内外の通信は同行のスマート認証NEOで多要素認証が行われ、セキュリティを維持したまま利用拡大が図れる。
利用方法はPCまたはスマートフォンで法人口座にログインし、ホーム画面の「ビジネスメンバー管理」アイコンを選択するだけ。スマート認証NEOを未登録の場合は、案内に従って設定を済ませる必要がある。
住信SBIネット銀行は「顧客中心主義」のもとでサービス拡充を続けており、今回の機能追加により法人顧客が本業に集中できる環境づくりを支援するとしている。
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