
楽天ペイで申し込みから支払いまで完結 日額100円の熱中症保険を提供開始
楽天ペイメントと楽天少額短期保険は7月17日、キャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」アプリを通じて「熱中症のほけん」の提供を開始した。過去数年の猛暑を背景に高まる熱中症リスクへ対応するもので、アプリ内に表示される専用アイコンから楽天少短の申込ページに遷移し、決済までを「楽天ペイ(オンライン決済)」で完結できる。
保険は、日射または熱射が原因で医師の判断により日本国内で点滴治療を受けた場合、または治療目的で連続2日以上入院を開始した場合に保険金を支払う。契約形態は日単位と月単位の2種類。日単位は1日~7日で1日100円から、月単位は1カ月~7カ月で月額200円からと手頃な保険料を設定した。午前9時までに申し込めば同10時から保障が始まるため、屋外活動を控えた当日の朝でも備えられる点が特徴だ。
販売期間は7月17日から10月31日まで。保険期間中の保険金支払い回数は、月単位契約が最大2回、日単位契約が1回までとなる。契約者はアプリから遷移するマイページで加入内容の確認や保険金請求、領収書・診断書のアップロードまでを完結できる。
支払い時には「楽天カード」「楽天ポイント」「楽天キャッシュ」「楽天銀行デビットカード」を利用した場合に、「楽天キャッシュ」分1.5%と楽天少短分1.0%を合わせて最大2.5%の楽天ポイントが還元される。さらに、サービス開始記念として8月18日までに契約を完了した利用者全員に「お買いものパンダ」のオリジナル壁紙が進呈される。
また、申し込みは「楽天ペイ」アプリ限定で、Webサイトや他の決済手段からは受け付けていない。保険システムの構築支援と広告を楽天ペイメントが担い、引受は楽天少短、取扱代理店は楽天インシュアランスプランニングが担当する。販売チャネルと決済基盤を同一アプリ内に集約することで、保険加入のハードルを下げ、短期間のニーズにも対応する仕組みを実現した。
熱中症のほけんの保障内容はシンプルに治療保険金と入院保険金の2種類に絞り、補償対象を日本国内の医療機関に限定することで保険料の低廉化を図っている。一方で、月単位契約では同一期間中に最大2回まで保険金請求が可能なため、夏場に繰り返し症状が起きやすい利用者にも一定の備えとなる。
両社は、決済と保険の連携を強化し、利便性の高いサービス提供を通じて顧客満足度の向上を目指すとしている。
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