
三菱UFJ信託・トラストシステム・Trust、生成AIで開発効率化へ業務提携を締結
ポイント
Trustは2025年8月28日、三菱UFJ信託銀行と三菱UFJトラストシステムとともに、生成AIでシステム開発の生産性向上を目指す業務提携を発表した。レガシーコード解析やテスト効率化などの課題に対し、Trustの「Trust TLanP」の知見を活用し、技術検証を通じて実効性あるソリューションの構築を進める。 Trustは8月28日、三菱UFJ信託銀行および三菱UFJトラストシステムと、生成AIを活用したシステム開発の生産性向上を目的とする業務提携を締結したと発表した。金融業界で加速するデジタル化の中、レガシーシステムのモダナイゼーションが喫緊の課題となるなかで、3社は協働して課題解決を図る。
三菱UFJ信託銀行と三菱UFJトラストシステムはこれまで、Trustとともに、社内に蓄積された大量ドキュメントの活用、レガシーコードの解析、テストの効率化など、開発現場の業務負荷軽減に向けた検討を進めてきた。今回の提携は、生成AIによる新たなアプローチを模索し、技術検証を重ねて実効性あるソリューションの構築を目指すものだ。
今後は、Trustが有するレガシーシステムモダナイゼーション向け生成AIソリューション「Trust TLanP」の知見を活用し、生成AIの可能性を引き出す取り組みを強化する。これにより、開発プロセスの効率化と技術力の向上を図り、三菱UFJ信託銀行および三菱UFJトラストシステムの開発現場における具体的な課題解決を進めるとしている。
Trust TLanPは、金融ITシステムのノウハウと生成AIを融合した独自技術を基盤に、既存のソースコードを解析して設計書やテストデータ、テストケースを自動生成するAIソリューションである。
3社は、上記の取り組みを通じて開発生産性の向上と開発体制の高度化を図り、金融システムのモダナイゼーションに向けた課題解決を推進していく方針だ。
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