
freeeと三菱UFJ銀行が協業、スモールビジネス向け融資連携を2026年開始
freeeと三菱UFJ銀行は9月10日、新たなファイナンスサービスの提供に向け協業を開始したと発表した。協業により、2026年中に三菱UFJ銀行が提供する中小企業向けオンライン完結型融資サービス「Biz LENDING」へのfreee入出金サービスの導入と、freeeのオンライン資金調達プラットフォーム「freee資金調達」への「Biz LENDING」の掲載を予定している。
両社は、SaaS領域の知見と顧客基盤・金融事業の知見を相互に活用し、スモールビジネスを多角的に支援する包括的なサービス提供を目指す。freeeは「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、パートナーや金融機関と連携したオープンプラットフォームの構築を進めている。三菱UFJ銀行は広範なネットワークや多様なソリューションの「つなぐ」機能を発揮し、パーパス「世界が進むチカラになる。」の実現を掲げる。
本年より提供を開始している「freee会社設立」での三菱UFJ銀行口座の媒介に加え、今後は「Biz LENDING」にfreee入出金管理のデータアグリゲーション機能を組み込み、他行の入出金データも用いた新たな与信モデルを2026年中に開発する計画である。また、同年中に「freee資金調達」に「Biz LENDING」を掲載する予定だ。
今後の検討領域としては、「ファイナンス領域における協働」にとどまらず、「マルチチャネル化に向けた協働」や「決済領域における協働」も挙げている。両社はこれらの取り組みを通じ、付加価値の高いサービス提供を追求するとしている。
今回の協業発表は、スモールビジネス向けオンライン融資とクラウド会計・入出金管理の連携を軸に、データの集約と活用を進める動きだ。
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