
フューチャーアーキテクトが三十三銀行にFutureBANK導入
ポイント
フューチャーアーキテクトは、三十三銀行の融資業務改革に向け、自社開発の戦略業務系システム「FutureBANK」の実装支援を2025年9月に開始した。第3次中期経営計画下でのDX推進を背景に、業務の可視化と「集中実行事務」「契約書作業」「稟議資料」の標準化・簡素化で本部・営業店の効率化を図る。 フューチャーアーキテクトは、三十三銀行の新たな営業スタイル確立に向けた融資支援システム導入プロジェクトで、自社開発の戦略業務系システム「FutureBANK」の実装支援を2025年9月から開始した。融資業務の標準化と効率化を進め、本部・営業店の業務改善を図る。
三十三銀行は三重銀行と第三銀行の合併により2021年5月に発足。第3次中期経営計画では2027年3月までを「合併に続く新たな変革ステージ」とし、DXと人的資本経営で生産性向上を掲げる。フューチャーアーキテクトは2024年6月からDX戦略パートナーとして、営業・融資業務を抜本的に見直し、37カテゴリの改革施策と投資効果の試算を提示してきた。
今回の導入では、経験に依存し属人化しがちな融資業務をシステム上で可視化し、誰もが一定品質で業務を遂行できる環境づくりを支援する。「集中実行事務」「契約書作業」「稟議資料」の標準化・簡素化を図り、処理スピードの向上を目指す。
融資企画部は、稟議・承認から実行、期中の与信管理まででベテランの知見の可視化と効率化に課題があったと説明。実績に基づく改革ノウハウを持つ同社の提案は実現性が高く、新システムを軸に課題解決を図れるとした。
FutureBANKは、全国30行超の地域金融機関向けに培った「システム」と「コンサルティング」を基に開発した戦略業務系ソリューションである。顧客統合データベースを基盤に、融資中心の営業管理や契約・収益管理、生産性分析までを統合提供する。
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