
ことら送金が開始3年、累計2兆円目前に到達 418社で送金手数料無料を提供
ポイント
ことらは10月14日、個人間送金サービス『ことら送金』が開始から3年を迎え、累計送金金額がまもなく2兆円を突破する見込みと発表した。2022年10月の開始当初20社から、現在は418社で送金手数料が無料。10万円以下の送金をスマホアプリで24時間365日受け付ける。今後も連携先拡大と相互運用性の向上に取り組むとしている。 ことらは2025年10月14日、個人間送金サービス『ことら送金』の提供開始から3年を迎え、累計送金金額がまもなく2兆円を突破する見込みだと発表した。『ことら送金』は2022年10月11日に20社でスタートし、開始以降、参画先を拡大してきた。現在は418社において送金手数料を無料としており、利用可能な環境が広がっているとしている。
同サービスは、10万円以下の個人間送金を対象とする。対応するスマートフォンアプリから、口座番号を入力しての送金に加え、携帯電話番号などを使った簡単な操作で送金できる点を特徴とする。原則として24時間365日利用でき、時間帯を問わず送金手続きが完了する。自分名義の口座間での資金移動や、友人との割り勘精算など、日常の小口ニーズでの利用が想定されている。
利用にあたっては、『ことら送金』に対応している銀行などが指定するアプリのダウンロードが必要である。あわせて、利用するアプリによってはサービスを停止する時間が設定されており、提供時間が異なる場合がある。これらの条件は各アプリの運用に準じる。
ことらは「オールジャパンのネットワーク構築」を目指し、つながる金融機関や資金移動業者のさらなる拡大に努める方針だ。多頻度小口決済の利便性向上および相互運用性の実現に取り組み、利用者にとっての使い勝手の向上を図るとしている。開始3年の節目に、累計送金金額が2兆円に近づいたことや、無料送金に対応する参画先が418社に達している現状を踏まえ、同サービスの基盤強化を継続する考えを示した。
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