フューチャーアーキテクト、東和銀行に次世代バンキング導入 5行目で2029年稼働へ
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フューチャーアーキテクトは、SBIホールディングスとの提携に基づき提供する「次世代バンキングシステム」を東和銀行へ導入すると発表した。勘定系のスリム化やフルオープンAPI、ルールエンジン、統合データマートを備え、店舗業務のデジタル化とDXを支援する。導入は5行目で、2029年中の稼働を目指す。 フューチャーアーキテクトは2025年10月30日、SBIホールディングスとの提携に基づきSBI地方創生バンキングシステムに提供する「次世代バンキングシステム」を東和銀行に導入すると発表した。導入は5行目で、これまでのノウハウを生かし、2029年中の稼働を目指す。
同システムは地域金融機関向けに再定義したクラウド型基幹系業務システム。勘定系をシンプルにしたアーキテクチャとフルオープンAPIを備え、商品やビジネスルールをルールエンジン化することで、制度変更や新サービス拡充に主要機能の改修なしで迅速に対応できるという。
顧客情報は統合データマートにリアルタイム連携し、マーケティングや経営分析、戦略立案に活用できる。店舗業務はデジタル化を徹底し、窓口専用端末を使わず汎用PCやタブレットで完結できるため、省スペース化と完全ペーパレス化、コスト削減と業務効率化に寄与するとしている。
提供範囲は勘定系に加え、情報系、営業・融資支援のFutureBANK、営業店、個人・法人インターネットバンキング、外部API基盤までカバーし、Fintech事業者との連携を含むデジタルチャネルの多様化を支える。
フューチャーアーキテクトは東和銀行のIT戦略パートナーとして、顧客サービスのDXと行内業務のDX・事務効率化を推進し、ビジネスモデルを支える態勢強化と地域創生につながる改革を目指す。なお、「スマホBank(個人IB)」「Fintech連携API」「ATM」「全銀他」などの対外接続系や「SBI金融クラウド(AWS)」はSBIグループが提供する。
同社は福島銀行と島根銀行での稼働開始、じもとホールディングスへの導入も公表している。
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