りそなとブレインパッド、地銀4行へAI支援ツール「Data Ignition」提供合意
ポイント
りそなホールディングスとりそな銀行は2025年10月31日、ブレインパッドと共同開発した銀行業務支援ツール「Data Ignition」を、岐手銀行、京葉銀行、山陰合同銀行、十六銀行の4行に提供することで合意した。最小限のデータでAIが顧客ニーズをスコア化・予測し、契約書の即時チェック機能も備える。共同利用により分析精度を高め、共創を加速させるとしている。 りそなホールディングスとりそな銀行は2025年10月31日、ブレインパッドと共同開発した銀行業務支援ツール「Data Ignition」を、岐手銀行、京葉銀行、山陰合同銀行、十六銀行の4行へ提供することで合意した。これにより、同ツールを導入する地域金融機関は合計5行となる。
「Data Ignition」は、最小限のデータをAIに読み込ませるだけで、金融商品に対する顧客ニーズをスコア化して予測できるとする。りそなグループにおいて高い効果を実現したAIを搭載しており、地域金融機関はニーズの高い顧客へ優先的にアプローチすることが可能になる。また、契約書の内容を即時にチェックする機能なども実装し、営業推進と業務効率の両面での効果を見込む。
りそなは、グループが培ってきたデータ分析ノウハウを活用し、現場での活用につながる高いパフォーマンスを実現するとしている。地域金融機関との共創を通じ、顧客に新たな価値を提供する考えだ。
同グループは、金融デジタルプラットフォームの展開を通じて、様々な機能やサービスを地域金融機関に提供している。各行と本ツールの共同利用を進めることで分析精度の更なる向上を図り、共創を加速させ、顧客の体験価値を高めていくという。
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