JPX総研が金融データ市場J-Quants DataCube提供開始、買い切り型で利便性向上
ポイント
JPX総研は11月4日、高品質で信頼性の高い金融データのマーケットプレイス「J-Quants DataCube」の提供を開始した。買い切り型で必要な期間や量のみ購入でき、JPXデータクラウドを全面刷新。複数月の一括購入や振込後の提供期間短縮など新機能で利便性を高める。J-Quants API、J-Quants Proと併せ多様なチャネルでデータを提供する。 JPX総研は11月4日、高品質で信頼性の高い金融データのマーケットプレイス「J-Quants DataCube」の提供を開始した。必要なデータを必要な時に必要な分だけ購入できる買い切り型のサービスで、用途に応じた柔軟な入手を可能にするとしている。
J-Quants DataCubeは、JPXデータクラウドを全面的にリニューアルした新プラットフォームである。より見やすく使いやすいデータ購入体験の提供を掲げ、期間指定による複数月の一括購入や、銀行振り込み後のデータ提供期間の短縮といった新機能を実装した。これにより、利用者の調達効率と受領の迅速性を高める狙いだ。
同サービスは、JPX総研が掲げる「金融データをもっと身近に、もっと使いやすく」というテーマのもと展開する「J-Quantsファミリー」の一角を担う。買い切り型のJ-Quants DataCubeに加え、サブスクリプション型のJ-Quants APIやJ-Quants Proとあわせ、幅広いチャネルで金融データを提供する構成である。
JPX総研は日本取引所グループにおいて、市場の機能強化や効率化につながるマーケット・サービスの創造を目的に設立された。データやテクノロジーを活用したデジタル事業やネットワーク事業の強化を進め、事業の多角化とサービスの高度化を推進している。今回の提供開始は、その取り組みの一環と位置づけられている。
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