三菱UFJ銀行アプリとCOIN+が連携、残高表示や決済・チャージを同一アプリで完結
リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資するリクルートMUFGビジネスは、決済ブランド「COIN+」が2025年11月19日から「三菱UFJ銀行アプリ」と連携を開始したと発表した。銀行アプリのトップからCOIN+にログインまたは新規登録でき、COIN+残高の表示に加え、支払いとチャージをシームレスに行えるようになる。
三菱UFJ銀行は2025年6月2日にインターネットバンキングアプリを全面刷新し、トップページにCOIN+を表示してきた。今回の連携開始で、銀行口座の残高を確認しながらCOIN+での決済やチャージを同一アプリ内で完結でき、利便性の向上が見込まれる。
COIN+は、加盟店向け決済手数料を0.99%(税抜き)に設定する決済ブランドで、アプリに組み込み可能な点が特長だ。ユーザーはCOIN+加盟店で、COIN+を実装したアプリを使ってQR決済を利用できる。また、送金アプリ「エアウォレット」にもCOIN+が組み込まれており、複数の銀行口座をひもづけて自身の口座間での資金移動を手数料無料で行える。今回の連携により、三菱UFJ銀行アプリからCOIN+を登録したユーザーも、同一アカウントでエアウォレットを利用することで、三菱UFJ銀行と他行口座間の送金を無料で行える。
リクルートMUFGビジネスは機能拡充や導入店舗の拡大に取り組む一方、三菱UFJ銀行との協働を強化しており、2024年9月の口座開設アプリ連携に続く第2弾として、同銀行アプリ内でCOIN+のアカウント開設から利用までを可能にした。
同社のインターネット調査(対象358名)では、32%が「口座残高を銀行アプリで確認してからチャージする」と回答し、さらに26%が「同一アプリ内で残高確認とチャージができるなら確認してからチャージする」とした。今回の連携で、残高確認からチャージ、決済までを1つのアプリで完結できる環境が整い、こうしたニーズに対応する。同社は連携で得られる利用データの活用による最適提案の仕組みづくりも進め、ユーザーと事業者の双方に価値あるサービス提供を目指すとしている。
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