三菱UFJ銀行、M&A業務管理「PSForce」導入開始 業務フローとExcel情報を一元管理
パラダイムシフトは2025年11月26日、M&A業務管理システム「PSForce」を三菱UFJ銀行が導入開始したと発表した。PSForceは、同社が10年以上のクライアント支援で得た知見を基に、M&A業界特有の業務フローを標準化・システム化し、アドバイザリー業務の管理効率を高めることを目的とする。
今回、三菱UFJ銀行の業務フローに合わせたフルカスタマイズを実施し、従来は各部門で個別にExcel管理していた情報を一元化。情報の散在を抑え、進行状況や期日の可視化を通じて、業務効率化と顧客対応スピードの向上を支援するとしている。加えて、金融機関に求められる高水準のセキュリティ要件に合わせた管理体制を構築し、システムを提供している。
主な機能は、顧客ニーズから案件対応方針までを扱うオリジネーション管理、案件化後からクロージングまでの進行をアラートで期日管理するエクセキューション管理、請求・入出金を扱う収益管理、案件ごとにバイネームでアクセス権限を制御するインサイダー管理、適切なタイミングで回付・承認を行うワークフロー、ログイン/ログアウトやインサイダー案件の操作履歴を自動で保存する認証・操作ログの記録などで構成される。
パラダイムシフトは、DXに特化したM&Aアドバイザリー事業と金融DX事業を展開し、DX領域におけるM&Aの成約支援件数で国内有数の実績があるという。金融DX事業ではPSForceのほか、ロボアドバイザーを低コストで実現する「資産運用ロボアドバイザークラウド」や、投信窓販の営業を支援する「資産運用営業支援クラウド」も提供している。
同社は、今回のPSForce導入により、三菱UFJ銀行のM&A関連業務の一貫した管理体制を支え、実務の標準化とスピード向上を後押ししていく考えだ。
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