
三井住友FGとアスエネ、脱炭素推進で戦略的提携を強化しサービス統合へ
ポイント
三井住友フィナンシャルグループとアスエネが、国内外での脱炭素化を目指し提携を強化する。「Sustana」サービスの承継・統合や追加出資を実施し、GHG排出量見える化にとどまらずコンサルや省エネ設備など多角的な脱炭素ソリューションを展開し、企業の持続的成長支援を図る。 三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)は2025年5月27日、アスエネとの戦略的資本・業務提携を一層強化すると発表した。両社は日本からアジア、さらにグローバル市場を見据えた脱炭素化の加速を目指し、協業を深化させる方針だ。
この取り組みの一環として、三井住友銀行が提供する温室効果ガス(GHG)排出量算定・削減支援クラウドサービス「Sustana」を、アスエネへ承継し、将来的にサービスを統合することに合意した。さらに、SMBCグループからアスエネへの追加出資も行われている。統合に関しては、承継から約1年後を目途に検討を進め、詳細は今後決定する方針だ。
三井住友銀行とアスエネは、2024年6月から戦略的資本・業務提携を開始していたが、今回の合意をもとに、GHG排出量やサプライチェーン全体におけるサステナビリティ評価の可視化にとどまらず、コンサルティング、省エネ設備やEVリース、法人カード決済データからの排出量算定、サステナブルファイナンスの共同開発といった幅広い脱炭素ソリューションの共創を、SMBCグループ全体で強化していくという。
アスエネの先進的なシステム開発力とカスタマーサポート力、そしてSMBCグループの総合金融機能・国内外ネットワークを融合させることで、クライアント企業のGHG排出削減や企業価値向上を後押しする。
また、SMBCグループではアスエネとの提携強化を通じ、企業やサプライチェーンの脱炭素化を促進し、前向きな変革を支えることで、持続可能な社会の実現に貢献したい考えだ。
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