
武蔵野銀行、BIPROGYの「OpenE’ARK-ONE」連携でアプリ外貨預金サービス開始
ポイント
BIPROGYは、武蔵野銀行のアプリと国際勘定系システム「OpenE’ARK-ONE」をAPIで連携し、リアルタイムの為替レートを利用した外貨預金サービスを実現した。新たなサービスにより、ユーザーは非対面で便利に外貨預金取引が可能となる。 BIPROGYは2025年6月9日、武蔵野銀行が稼働中の国際勘定系システム「OpenE’ARK-ONE」と武蔵野銀行アプリをAPI連携させ、顧客がリアルタイム為替レートで外貨預金を行えるサービスを新たに提供したと発表した。これにより、武蔵野銀行の顧客は来店不要な非対面でアプリを利用し、為替変動を即時に反映した外貨預金取引が可能になった。
BIPROGYが開発する「OpenE’ARK-ONE」は、Windows ServerおよびSQL Serverを基盤としたオープン国際勘定系システムだ。1980年代から40年以上にわたり、国内外の金融機関へ国際勘定系パッケージ導入や保守サービスを提供してきた。武蔵野銀行には2023年12月に「OpenE’ARK-ONE」を導入しており、これまでも外貨預金の通帳や証書の廃止を支援してきたが、今回新たに複数のAPI機能を活用し顧客利便性向上へと踏み込んだ。APIの実装により、銀行アプリとリアルタイムにシステム連携し、為替レートや残高の即時反映、外貨預金の入出金、相場・金利照会などを柔軟かつ短期間で実現している。
従来、外貨預金は銀行窓口や専門端末での手続きが主流であった。しかし最近では金融取引のデジタルシフトが進み、迅速に為替レートを反映できるサービスへの需要が高まっている。今回のアプリ対応により、武蔵野銀行の顧客は自宅や外出先からリアルタイムで為替を確認し有利な時期に外貨預金ができるようになった。営業店や渉外タブレット、国内勘定系など他システムともAPI連携が進んでおり、サービスのラインナップ拡大につながる見通しだ。
今後「OpenE’ARK-ONE」では、API機能をさらなる拡充し、より操作性と利便性を高める計画だ。
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