
オリコの分割払い「ワケタラ」刷新、ネット対応で利用範囲拡大
ポイント
オリコは6月30日、GMOデジタルラボ、GMOペイメントゲートウェイと共同提供するデジタル分割払いサービス「ワケタラ」を大幅リニューアルした。アプリ画面のUI/UXを刷新し、支払額試算やチャットボット機能を追加。実店舗利用に加えネットショッピングにも対応し、加盟店サイトでは試算用QRコード生成機能や手数料条件別の決済用QRコード発行が可能になった。 オリコは6月30日、GMOデジタルラボ、GMOペイメントゲートウェイと提携して展開するデジタル分割払いサービス「ワケタラ」のユーザーインターフェースと機能を刷新したと発表した。
「ワケタラ」は申し込みと審査完了後、付与された利用可能枠の中でQRコード/バーコードを読み取るだけで繰り返し分割払いが使える決済手段で、2月28日のサービス開始以降は主に実店舗で提供されてきた。今回のリニューアルではネットショッピングへの対応を追加し、オンラインでも同一の利便性を実現したことが最大の特徴となる。
アプリ側では画面デザインを全面的に見直し、視認性を高めたほか、新たに月々の支払額を事前に試算できる機能とチャットボットによる問い合わせ対応機能を搭載した。これにより利用前の費用イメージを把握しやすくなり、疑問点もアプリ内で即時解決できる。
加盟店向けにも大幅な機能強化が図られた。管理者サイトに「試算用QRコード生成機能」が追加され、店頭に設置したQRコードを顧客がスマートフォンで読み取るだけで分割シミュレーションが可能になった。さらに、商品別や催事用など用途や手数料条件に合わせて決済用QRコードを生成できるようになり、販促施策の幅が広がる。
ワケタラのシステム構築では、GMOデジタルラボがアプリの開発・保守を、GMOペイメントゲートウェイが契約情報や会員情報の管理、決済機能の提供を担う。オリコは中期経営計画で掲げる「新たな体験価値提供による顧客エンゲージメント強化」の一環として同サービスを位置づけ、「与信×テクノロジー」で安全・安心かつ使いやすい決済体験を追求していくと説明している。
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