
三井住友カード、ふるさと納税サイト「Vふるさと納税」を開始
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三井住友カード、エスシー・カードビジネス、トラストバンクの3社は、SMBCグループ「Olive」非金融サービスとしてふるさと納税サイト「Vふるさと納税」を公開した。約1600自治体・約70万返礼品を取り扱い、Vpass連携によるワンタップログインや年内提供予定のVポイント充当機能を備える。 三井住友カードとエスシー・カードビジネス、トラストバンクは2025年7月3日、ふるさと納税ポータルサイト「Vふるさと納税」のサービスを開始した。SMBCグループが提供する個人向け総合金融サービス「Olive」における非金融サービスの第二弾であり、2025年3月に公開した旅行予約サイト「Vトリップ」に続く取り組みとなる。
サイトの最大の特徴は、トラストバンクが運営する「ふるさとチョイス」との連携によって実現した豊富な品ぞろえだ。自治体数は約1600、返礼品数は約70万件に及び、業界屈指の規模を確保した。三社はさらに共同で限定返礼品や旅行パッケージを企画し、地域の魅力を多面的に発信する計画を掲げる。
ユーザビリティ面では、三井住友カード会員向けサービス「Vpass」とのシームレスな連携を用意した。Vpass IDで会員登録を済ませれば、IDやパスワードの再入力なしで「Vふるさと納税」へ遷移できる。2025年内には、Vpassアプリ内の専用アイコンから直接アクセスできるワンタップ導線の実装も予定している。
決済機能も拡充する。三井住友カード利用で貯まる「Vポイント」を寄附金額に充当できる仕組みを2025年内に導入予定で、実現すればVポイントが使える唯一のふるさと納税サイトとなる見込みだ。運営会社のエスシー・カードビジネスによると、Vポイント付与は2025年9月末までの寄附が対象となる。
三社は、ふるさと納税市場の拡大とともに高まる地域差別化ニーズに対応するため、地域資源を活用した体験型返礼品や限定商品の開発を推進する連携協定を締結した。モノの魅力だけでなく、コトの価値も提供することで寄附者体験を高め、地域の持続的な発展に寄与することが狙いだ。
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