
d払いで最短3分口座開設 100円投信積立の新サービス「かんたん資産運用」始動
ポイント
NTTドコモとマネックス証券は、決済アプリ「d払い」内で証券口座の開設から投資信託の積立までを一気通貫で行える「かんたん資産運用」を7月31日に開始した。最短3分で口座開設でき、100円から取引可能。支払方法はdカードかd払い残高で、積立額や保有残高に応じdポイントも付与される。 NTTドコモとマネックス証券は7月31日、スマホ決済アプリ「d払い」において資産形成サービス「かんたん資産運用」の提供を開始した。利用者はアプリ内からマネックス証券の証券総合取引口座を最短3分で申し込めるほか、投資信託の積立設定、残高照会、売却までを一貫して行える。
新サービスの特徴は5点ある。第1に、d払いで使用しているdアカウント情報を流用することで入力項目を最小限に抑え、途中保存にも対応した簡易な口座開設フローを実現した。第2に、商品選択では3銘柄を1セットにした「まとめて簡単積立」の3タイプ(ビギナー・スタンダード・アクティブ)を用意し、目的に応じたパッケージを提示するほか、個別銘柄からも選択できる。第3に、支払方法としてdカードまたはd払い残高を選択し、毎月の積立金額を入力するだけで設定が完了する。第4に、個別銘柄は100円から1円単位で購入でき、少額投資に対応する。第5に、積立額や保有残高に応じてdポイントが付与され、dカード積立では最大3.1%還元となる。d払い残高積立の0.5%還元と組み合わせれば、最大15万円/月までポイント対象範囲が拡大する。
取扱商品はNISAつみたて投資枠対象の投資信託に限定される。すでにマネックス証券の口座を持つ利用者も本サービスを利用でき、dアカウントとの連携が必要となる。
ドコモとマネックス証券は2024年1月に資本業務提携を締結して以降、dカードを利用した投信積立やdアカウント連携などサービス面の協業を進めてきた。今回の「かんたん資産運用」はその延長線に位置づけられ、利用者が日常的に使う決済アプリ上で資産形成を完結できる環境を整えた格好だ。
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