
LayerXと三菱UFJ銀行が戦略的提携 バクラク連携拡大とAi Workforce協業を本格化
ポイント
LayerXは三菱UFJ銀行と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結した。既存の「バクラク」における協業に加え、生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」を活用した組織変革支援と新規事業創出の検討を開始する。2019年からの連携や2024年の「バクラク for MUFG」提供、社内導入実績を基盤に、協業を本格化させる。 LayerXは三菱UFJ銀行と戦略的パートナーシップに関する覚書を締結した。9月1日に発表したシリーズBの資金調達と合わせ、両社は既存の「バクラク」領域に加えて、生成AIプラットフォーム「Ai Workforce」を活用した組織変革支援および新規事業創出に向けた協業検討を開始するとしている。
両社は2019年のブロックチェーン協業以降、連携を継続してきた。2023年にはMUFGの連結子会社が運営するVCファンドがLayerXに出資。2024年には業務提携契約を締結し、三菱UFJ銀行の法人向けに「バクラク for MUFG」の提供を開始した。さらに三菱UFJ銀行では「Ai Workforce」を導入し、社内のナレッジシェア活性化による営業活動の効率化に取り組んでいる。
今回の戦略的パートナーシップは、MUFGグループの金融事業とLayerXの法人支出管理やAI・LLMに関する知見、ノウハウ、顧客基盤を相互に提供し合うことで、協業を本格化する狙いだ。「バクラク」での実績に加え、「Ai Workforce」を核に企業変革の実現や新規事業の創出を目指す。
今後は「Ai Workforce」の全社活用に関する検討を皮切りに、複雑なユースケースに対応可能な新機能・新サービスの協働開発を進める計画である。これにより金融機関としての競争力強化に加え、日本全体の生産性向上と経済活動のデジタル化への貢献を掲げる。LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」というミッションのもと、三菱UFJ銀行をはじめとするパートナーとの協働を通じ、価値創造を加速させる考えだ。
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