
FFG、BIZSHIP財務診断を拡張し条件設定機能を追加 課題推測の精度を高め提供開始
ポイント
ふくおかフィナンシャルグループは、事業者向けポータル「BIZSHIP」の財務診断機能を9/25に拡張する。日本リスク・データ・バンクと提携し、データ活用技術を用いた推測精度の向上に加え、利用者が自ら推測条件を設定できる新機能を追加する。対象は福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行でBIZSHIPを利用する法人で、利用は無料。既存ユーザーはログイン後に、未登録者は特設サイトで無料登録のうえ利用できる。 ふくおかフィナンシャルグループは、事業者向けポータルサービス「BIZSHIP」の財務診断機能を9/25に拡張すると発表した。日本リスク・データ・バンクと業務提携し、同社のデータ活用技術を取り入れることで、経営課題の推測精度を高める。
BIZSHIPの財務診断は、財務データを起点に経営課題を推測し、推測結果に対する解決策の確認まで行える機能である。今回の拡張では、利用者が自ら推測条件を設定できる機能を追加した。これにより、事業内容により即した前提で分析を行い、個社の状況に合致した課題推測を可能にするとしている。
利用対象は、福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行でBIZSHIPを利用している法人で、各銀行への決算書提出が前提となる。利用料金は無料。既存ユーザーはログイン後、画面トップの「財務診断」またはサイドメニューの「経営診断」内「財務診断」から利用できる。
BIZSHIPは、2023年10月に提供開始した次世代型の金融機関プラットフォームで、銀行取引のデジタル化とデジタルコミュニケーションの強化を目的に展開している。複数口座を管理できる「デジタル通帳」、手続の効率化を図る「オンライン手続」、経営課題推測と最適策を提示する「経営診断」、担当行員と相談できる「コミュニケーション」などを備える。
同グループは、BIZSHIPのサービス拡充を継続し、「デジタル」と「ヒューマン」を融合させた新たな地域金融機関のビジネスモデル創出を目指す方針である。今回の機能拡張は、その取り組みの一環と位置づけられる。
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