
FDUA、金融AI成功パターン100 MAPをWeb化し登録・閲覧を開放
ポイント
金融データ活用推進協会は2025年9月30日、FDUA Connect上で「金融AI成功パターン100 MAP」を登録・閲覧できるWebシステムを公開した。Excel配布からWeb化し、事例のリアルタイム更新や業種・カテゴリでのフィルタ機能を実装。今後はユースケース詳細への遷移や他社比較ダッシュボードの追加を予定している。 金融データ活用推進協会は2025年9月30日、FDUA Connect上で「金融AI成功パターン100 MAP」を登録・閲覧できるWebシステムを公開した。これは「金融AI成功パターン100 MAP・ユースケース集」活動の一環で、各金融機関のデータ活用状況を収集・共有し、今後の取り組み検討を支援することを目的とする。
今回のWeb化は、従来Excelファイルで配布していたMAPをオンラインで扱えるようにしたものだ。ユーザーはWeb上から自社の事例を登録でき、他社の事例も容易に閲覧できる。登録内容はシステムにリアルタイムで反映され、常に最新の事例にアクセスできる点が特徴である。さらに、業種やカテゴリなどで事例を絞り込むフィルタ機能を備え、自社のデータ活用戦略の検討を支援する。
今後の機能拡張として、MAPに記載されたユースケース一覧から、背景や課題、成果などの詳細情報をまとめたユースケース集へ遷移できる機能の実装を予定する。また、他社と比較するためのダッシュボード機能も搭載予定としており、詳細把握や比較を通じて有効な取り組みの検討が可能になるとしている。
FDUA ConnectはFDUA会員向けのWebシステムで、昨年公開した金融データ組織活用セルフチェックWebシステムに「金融AI成功パターン100 MAP」を機能追加したものだ。協会は、金融機関の実務目線でAI・データ活用を推進する方針を掲げており、今回のWebシステム公開により、業界内の事例共有基盤の整備を一段と進める。
添付画像一覧




×