ニッセイプラスがInspireを活用し「チケット保険」販売開始
ポイント
Finatextは、SaaS型デジタル保険システム「Inspire」を通じ、ニッセイプラス少額短期保険の「チケット保険」販売を発表した。観劇をキャンセルした際のチケット代を補償し、対象は劇団四季と松竹の直販チケットとなる。 Finatextは、SaaS型デジタル保険システム「Inspire」を活用し、ニッセイプラス少額短期保険が観劇をキャンセルした場合のチケット代を補償する「チケット保険」を販売すると発表した。本保険は、劇団四季と松竹の直接販売チケットを対象に提供される。
エンターテインメントのチケットは日付指定の予約購入が前提で、購入後の変更や払戻しができないケースが多い。近年は不正転売防止法で二次流通の整備が進む一方、コロナ禍を経て体調不安時に参加を控える行動が定着し、購入後に行けなくなる不安が高まっている。ニッセイプラスは、劇団四季と松竹から観客の行動や販売特性に関する助言を受け、キャンセル費用補償保険を開発した。「チケット保険」は松竹で2025年11月18日に販売を開始し、劇団四季では2026年1月の提供開始を目指す。
Inspireは、ニッセイプラスの基幹システムとして2022年4月に導入され、これまでに「停電費用保険」「熱中症・インフルエンザ保険」「近隣トラブル弁護士保険」などの提供を支えてきた。高い柔軟性と拡張性を備えた商品・契約管理データベースにより、松竹向けの「チケット保険」は約2カ月で開発できた。ニッセイプラスは日本生命保険の子会社で、デジタル保険の取り組みを進めている。
Finatextは今後もInspireの提供を通じ、ニッセイプラスのデジタル保険の取り組みを支援するとしている。
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