楽天証券「iSPEED」に板発注「武蔵」搭載 フル板対応でスマホ取引を強化
ポイント
楽天証券は11月29日からスマホ向けアプリ「iSPEED」に板発注機能「武蔵」を実装し、国内・米国株(現物・信用)で板上のドラッグ&ドロップによる注文・訂正・取消に対応する。国内株では全気配値を表示する「フル板」の閲覧も可能に。 楽天証券は2025年11月29日、スマートフォン向け株式トレーディングアプリ「iSPEED」に板発注機能「武蔵」を実装すると発表した。国内株式と米国株式の現物・信用を対象に、板上へ希望株数をドラッグ&ドロップして発注・訂正・取消ができる。パソコン向け「MARKETSPEED II」などで提供してきた機能をスマホに拡張し、値動きの激しい時間帯でも取引機会を逃さない操作性を目指すとしている。スマホでもPCに匹敵する取引体験の実現を掲げる。
国内株式では、現在値周辺の上下10本に限られていた気配値を、制限値幅まで表示する「フル板」の閲覧も可能になる。通常板との切り替えはワンタップで、ほぼ全注文情報を可視化し、より多くの情報に基づく意思決定を支援する。
「武蔵」画面では板情報に加え、市況情報やチャート、サマリー、注文・約定照会、銘柄検索を1画面で表示でき、画面遷移なしで分析から発注までを完結できる。これにより、デイトレーダーのみならず、株式投資の初心者にとっても操作負荷の低い取引環境を提供するとしている。
同社によれば、スマホ向け株式トレーディングアプリで「フル板」上からの板発注・取消に対応するのは業界初。「iSPEED」は国内株式・米国株式・CFDの分析と取引に対応し、2025年8月に累計1,000万ダウンロードを突破している。なお、Android版の提供開始は2025年12月21日を予定している。
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