アイティフォー、入金案内自動化「Payコレクト」2026年4月提供開始へ
アイティフォーは、入金案内業務を自動化するSaaS「Payコレクト」を2026年4月(予定)に提供開始すると発表した。督促・入金管理をデジタル化し、オペレーター不足の解消と顧客体験の向上を目指す。国内で約180の債権管理システムを提供してきたノウハウをベースに、入金案内から入金約束、支払い、効果測定までを一気通貫で支援する。
「Payコレクト」はSaaSとして提供され、企業は自社の入金案内データを送るだけで利用できる。個別のシステム導入が不要で、短期での立ち上げが可能だ。入金案内・入金約束の自動化では、対象データに基づきSMSまたはメールで顧客へ案内を自動送信。顧客はメッセージから専用サイトにアクセスし、本人認証後に請求内容の確認や入金予定日の登録(入金約束)を行える。リマインド通知や支払い相談にも対応する。
決済手段は、振込先口座の確認に加え、コンビニ入金(PAYSLE)やPayPayなど複数から選択可能とした。フィッシング詐欺対策として、キャリア共通ショートコードの表示や、メールのBIMI(Brand Indicators for Message Identification)活用、簡易本人確認機能を提供し、受信者の不安軽減に配慮する。BIMIは受信トレイに送信元のロゴを表示するメール認証規格で、なりすまし対策と信頼性向上に寄与する。
業務連携と効果測定の面では、CSV取り込みに加えてAPI連携に対応。送信済、ログイン済、入金約束済、支払相談済などの進捗をダッシュボードでリアルタイムに確認・検索・集計できる。さらに、Payコレクトが生成するURLはダウンロード可能で、督促状へのQRコード貼付や企業アプリのマイページとの連携にも活用できる。導入から運用開始までの支援も提供する。
今後は、銀行、カード会社、サービサー、リース、家賃保証、電気・ガス・水道など幅広い業種への提供を予定する。自社の債権管理システム「TCS」「CMS」との自動連携や、アクセス導線・決済手段の拡充を進め、利便性のさらなる向上を図るとしている。
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