auじぶん銀行、AIでリアルタイム検知 不正送金対策を強化
ポイント
auじぶん銀行は12月24日、インターネットバンキングの不正送金対策としてラックの「AIゼロフラウド」を12月14日から導入したと発表した。高リスク振込を一時保留し、追加の本人認証で安全性を高める。AIが過去データと最新の犯罪情報を学習し、リアルタイムで不正取引を検知する。両社は対策の高度化を進める方針だ。 auじぶん銀行は12月24日、インターネットバンキングの不正送金対策を強化するため、ラックが提供する不正取引検知サービス「AIゼロフラウド」を12月14日から導入したと発表した。同機能により、不正送金のリスクが高いと判断された振込を一時保留し、追加の本人認証を実施することで、取引の安全性を高める対応を進める。
AIゼロフラウドは、金融犯罪対策の専門知見とAI技術を組み合わせ、リアルタイムで不正取引を検知するソリューションだ。従来主流だった固定的なルールに基づく判定では、巧妙化する新たな手口への対応が難しい課題があった。AIゼロフラウドは過去の取引データから不正パターンを学習し、さらに金融犯罪対策センターが収集する最新の犯罪情報を取り込みながら継続的にアップデートすることで、見逃されやすい不正パターンにも対応する。
auじぶん銀行は、高精度な検知により不正送金リスクの抑制と顧客利便性の向上を両立させる狙いだ。導入後もラックと連携し、インターネットバンキングにおける不正送金対策の高度化とサイバー犯罪・金融犯罪の防止に取り組む方針だ。
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