横浜FG、MILIZE株取得でAI・フィンテック強化へ
横浜フィナンシャルグループは1月30日、MILIZEの株式を取得し、同社を持分法適用関連会社としたと発表した。狙いは、グループのAI活用とフィンテック領域を強化し、AI・デジタル分野での競争力を高めることにある。あわせて、IPOをめざすMILIZEの株主として、企業価値向上の成果を享受する方針も示した。
取引は、同日付で第三者割当増資の引き受けおよび既存株主からの株式譲渡を通じて実行した。MILIZEを銀行等による一定の高度化等業務を営む「一定の銀行業高度化等会社」として関係当局へ届出予定としている。また、横浜FGとリヴァンプから各1名がMILIZEの取締役に就任する予定だ。
MILIZEは2009年設立のフィンテック/AI領域に特化した企業で、金融機関向けに自社開発プロダクトやAIソリューションを提供してきた。「金融×AI」を強みとし、ライフプランシミュレーション、資産運用アドバイスツール、AIを活用した法人営業支援などを展開し、近年は生成AIや機械学習を活用した案件も手掛ける。
両社の関係は、横浜銀行が2021年10月にCVCファンドを通じて出資して以降、ライフプランシミュレーションやAI分析ツールなどの発注・協業を重ねてきた。金融業界でデジタル化とAI技術の進展が加速する中、MILIZEの開発力や金融AI領域の知見、協業実績を踏まえ、株式取得を通じた関係強化が成長機会の創出につながると判断したとしている。
なお、MILIZEは引き続きIPOをめざす。横浜FGは既存株主や経営陣と協力し、金融機関の潜在的顧客の紹介を含めて業容拡大を支援する方針だ。MILIZEは他の戦略的投資家からの資本受け入れも引き続き検討するとしている。横浜FGは本件による今期業績への影響は軽微と見込む。
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