山口FG、3銀行の勘定系を統合へ 稼働は2029年1月予定
山口フィナンシャルグループは2月13日、グループ内の山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行の勘定系システムを統合し、本格的に取り組みを開始すると発表した。日本IBMおよびキンドリルジャパンと協働して推進し、稼働時期は2029年1月を予定する。勘定系は預金・為替・融資など基幹業務を処理・管理する中核システムで、統合により運用・管理の効率化と経営最適化を狙う。
統合後は、3銀行で使用する業務アプリケーションの99%以上を共通化し、システム基盤も一体化する計画だ。これにより、新たな業務アプリケーションの開発生産性が20%以上向上し、中長期的には勘定系システムの運用コストを約30%削減できる見込みとしている。
同社は2006年の持株会社設立以降、グループ経営の一体化・効率化を追求する「マルチバンク・シングルプラットフォーム」を推進してきた。2025年5月9日に公表した「YMFG中期経営計画(2025年度〜2029年度)」でも、基本目標の1つに「マルチバンク・シングルプラットフォームの深化」を掲げ、その実現策として勘定系統合に取り組む方針を示していた。
これまで取り組みは「機能(企画・管理)」「人事」「システム」の3分野で進められ、「機能」と「人事」は概ねシングルプラットフォーム化が完了した一方、「システム」では主要な周辺システムの統合は進んだものの、勘定系は3銀行ごとに稼働しており、効率化の余地が残っていたという。
また、同社が構築するプラットフォームは、3銀行が1つの基盤で稼働しつつ、山口・広島・福岡という地域ごとの特性や各銀行の独自性を維持できる柔軟性を備えるとしている。将来、新たなビジネスパートナーが加わる場合にも、既存の仕組みを活かしながらコスト面の利点を確保し、効果と効率の両面で高いパフォーマンスを発揮できるとしている。
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