電通総研、金融向けにローコード「Mendix」提供開始
ポイント
電通総研は2月26日、シーメンスのローコード開発プラットフォーム「Mendix」を金融業界向けに提供開始した。システムの老朽化・複雑化で維持管理負担が増す金融機関に対し、開発基盤の一本化によるコスト最適化やガバナンス強化、内製化を支援する。金融業務知見を踏まえたアーキテクチャ設計や伴走支援も提供し、迅速なサービス開発につなげる。 電通総研は2月26日、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのローコード開発プラットフォーム「Mendix」を金融業界向けに提供開始した。金融機関で分散しがちな開発手法やシステム基盤を集約して一本化し、維持管理の工数・コストの削減、ガバナンス強化、迅速な金融サービス開発を支援するとしている。あわせて、開発スキル習得からプロセス定着までの伴走支援を通じ、金融機関の内製化も後押しする方針だ。
背景には、金融業界で市場変動への適応や規制対応のスピードが重視される一方、長期にわたるシステム拡張で異なる技術や規格のシステムが複雑に併存し、維持管理の負担が増大している状況がある。新規サービス開発やDX推進へ十分なリソースを割けないケースもあるという。また、業務部門がExcelやAccessで独自に作成したツールが散在し、管理不十分な状態がセキュリティリスクや属人化につながる点も課題に挙げた。
電通総研は、グローバルで採用実績があるMendixを金融機関へ先行して展開すると説明する。特長として、(1)Mendixへの集約によるモダナイゼーション、(2)ローコード機能と伴走支援による内製化、(3)金融向けシステムインテグレーションやパッケージ導入で培った業務知見の提供を掲げる。ブラックボックス化し乱立する業務ツールを、Mendix上の統一管理されたアプリケーションへ刷新し、データの正確性とセキュリティを担保した透明性の高い業務環境の構築も狙う。
今後は、金融業界に加え製造業のニーズにも応じたアプリケーション開発や内製化支援を進め、Mendix関連の売上を今後3年間で約10億円規模に拡大することを目指すとしている。
添付画像一覧


×



