カンム、中小事業者向けBNPL第1弾「サクっと分割」を3月12日に開始
カンムは3月12日、中小事業者向けBNPLサービスの第1弾として、BtoB分割払い決済サービス「サクっと分割」の提供を開始した。請求書を発行する売り手企業が、取引先である買い手企業向けに分割あと払いを提示できるサービスで、導入費用は無料。買い手企業が同サービスを利用した場合でも、売り手企業には当初の請求書期日にカンムが一括で支払う仕組みで、未回収リスクなく利用できるとしている。利用には同社所定の審査がある。
サービスの主な特長は3つある。1つ目は、分割払いであっても売り手企業が請求書期日に回収できる点だ。買い手企業の支払管理はカンムが対応する。2つ目は、幅広い商品・サービスで利用でき、最大1,000万円まで、4回分割に対応する点である。リースが使えないサービスや、法人カードや売掛保証では枠が足りない金額帯の取引も想定する。3つ目は、既存の商談プロセスに組み込みやすく、システム改修が不要な点だ。導入時には担当者が現状の商談プロセスや業務フローを確認し、導入から取引先への案内まで支援するという。
同社は、高額商談や季節性のある大口商談において、支払い方法の柔軟性が受注率向上に寄与するとみている。想定する利用場面としては、「売上向上の打ち手を増やしたい」「分割払いに対応したいが自社負担は避けたい」「カード決済手数料や売掛保証のコストが高い」といった課題を持つ企業のほか、材料・資材販売、修理費や外注費などの無形サービス、100万円を超えるようなカード決済では対応しにくい金額帯の取引を挙げた。
導入企業の事例としては、エルラインが仮設資材販売における高額取引で活用していると紹介した。同社では、支払い方法が意思決定の妨げになる課題があったが、分割という選択肢を提示することで、売り手側の運用負担を増やさずに商談を進めやすくなったとしている。
今後は、2026年夏に第2弾サービスとして、買い手企業が請求書の発行元を問わず、手元の請求書を自社の資金繰り計画に応じて分割あと払いへ切り替えられるサービスの提供も予定している。
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