
東証コンピュータシステムとODKソリューションズ、証券業務全体の効率化を目指す協業に合意
ODKソリューションズ(本社:大阪府大阪市)は、東証コンピュータシステムとの協業の基本合意に至ったと発表した。
ODKソリューションズは、大量のデータ処理に強みを持つIT企業で、約60年にわたり証券分野におけるシステム構築のノウハウを強みとしたサービス提供を行っている。金融ソリューション『SAKIX(サキガケ)』では、証券総合システム『WITH-X(ウィズクロス)』をはじめとする周辺サービスにより、証券会社を中心に金融業界をバックオフィスの側面からサポートしている。
一方の東証コンピュータシステムは、東京証券取引所をはじめとした日本の基幹システムを60年以上支え続けた実績と技術力を有し、金融証券ソリューションを展開している。
ODKソリューションズが有する『WITH-X(ウィズクロス)』と東証コンピュータシステムが有するフロントシステムとの連携により、証券業務全体のトータルソリューションとしての提供が期待できるとのこと。本合意により、両社の知見やリソースを活用した一層魅力あるサービス展開が可能になるとしている。
協業の内容としては、証券ホールセール向けトータルソリューションの共同開発および提供、証券リテール向けトータルソリューションの共同開発および提供、共同マーケティング、商品企画・開発計画の立案などが挙げられている。
今後、金融業界が国内マネーの取込みに向けて競争を激化させ、ユーザーサービスの向上や証券業務の改善、運用費用の削減が求められる中、ODKソリューションズと東証コンピュータシステムはフロントからバックオフィスまでの業務全体のトータルソリューションの商品化を目指す。両社の強みを活かした協業を強化することで、証券会社他金融機関業務全般の効率化・最適化に貢献していく予定だ。