
Quantum MeshとAICEが提携、医療・金融のDXを加速
ポイント
Quantum MeshとAICEは、AIを活用した高度なデータ分析と保管において業務提携を結んだ。両社の協業により、国産デジタル基盤を活用してデータのリアルタイム分析とセキュアな管理を実現し、医療や金融分野のデジタルトランスフォーメーションを加速させる。 Quantum Meshは、AICEとの業務提携を通じ、AIを活用したデータ分析およびデータ保管の分野で協力することを発表した。これにより、両社はAI・IoTを活用したセキュアなデータ保護と低レイテンシーのデータ処理を可能とし、リアルタイムなデータ分析と強固なデータ管理の体制を構築することを目指す。
AIの進化に伴い、特に生成AIの利用が拡大している現在、安全なデータ管理は急務となっている。Quantum Meshは、データ主権とプライバシー保護を重視した国産データインフラを整備し、地方活性化や防災にも寄与するエッジデータセンターを開発・運営している。
一方、AICEは金融や医療、製造業界におけるAIアルゴリズムを提供しており、ローカル環境で動作する言語モデルや業界特化型音声認識モデルなどを開発し、多様な業界のDXを支援してきた。
今回の提携により、AICEが取り扱う大量かつ秘匿性の高いデータを、可搬型エッジデータセンターを用いてセキュアかつ迅速に処理することが可能になる。とりわけ、地方に分散配置可能なQuantum Meshのエッジデータセンターは、リアルタイム分析や災害時の高可用性を実現し、通信遅延や障害リスクを低減させる。
さらに、AICEの高度AIアルゴリズムとの組み合わせにより、機密データの安全管理が強化され、医療や金融などの分野でのAI技術の迅速な適用が可能となる見込みだ。
AICEの佐藤巧代表取締役は「本提携により、当社のAIソリューションが高いセキュリティと低レイテンシーの環境で運用できるようになり、機密性の高い業界でのAI活用が進む」とコメントしている。
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