
北國銀行と石川県が「いしかわトチポ」を展開、2,000店舗で利用可能
ポイント
2025年2月3日、石川県と北國銀行がデジタル地域通貨「いしかわトチポ」の提供を開始した。地域経済とコミュニティの活性化を目指し、2000以上の店舗で利用可能。キャッシュレス化を推進し、地域商品券事業にも活用予定だ。 北國銀行は、石川県におけるデジタル地域通貨「いしかわトチポ」の正式導入を発表した。このサービスは、2025年2月3日から県内2000店舗以上で利用可能で、地域経済および地域コミュニティの活性化を目的としている。
「いしかわトチポ」は、マイナンバーカードを持つ住民に石川県が発行するデジタルポイントだ。地域データ基盤の一環として1ポイント1円で利用でき、トチツーカ加盟店での決済に用いることができる。また、トチカとの合算払いも可能だ。
「トチツーカ」はスマートフォンから簡単に利用できるキャッシュレス決済アプリで、2024年度のグッドデザイン賞を受賞している。このアプリでは、個人の銀行口座からチャージする「トチカ」、自治体付与の「トチポ」、キャンペーンで得られる「トチツーカポイント」という3種類のポイントが使用できる。
同行は今後、石川県内の自治体との連携を強化し、「いしかわトチポ」のさらなる普及を図る方針だ。紙の地域商品券事業へのトチツーカ利用が期待されているという。キャッシュレス化と行政サービスのデジタル化を通じ、生産性向上を目指す。
また石川県外への展開も視野に入れ、他地域での経済活性化やキャッシュレス化への貢献を計画している。北國銀行は他の金融機関とも協力し、全国的なキャッシュレス環境の整備を目指す考えだ。
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