G.U.Groupとあおぞら銀行、ステーブルコイン「aJPY」実証実験を完了

G.U.Groupは2025年2月6日、あおぞら銀行と協力して日本初の信託機能を利用したステーブルコイン「aJPY（仮称）」の発行実証実験を完了したと発表した。この試みは、日本企業運営のEthereum互換のパブリックチェーン「Japan Open Chain」上で行われた。

ステーブルコインは、ブロックチェーン上で利用可能なデジタル通貨であり、国内外の送金や決済で即時性や低コストが期待されている。2023年6月に施行された改正資金決済法により、日本国内でもステーブルコインの活用が進んでいる。

今回の実験はG.U.Groupの関連企業であるG.U.Technologiesが開発したステーブルコイン発行・管理プラットフォーム「G.U.Coin Studio」を活用し、あおぞら銀行を受託者とした「aJPY」の発行、移転、償還などのプロセスを実際のブロックチェーン上で確認することを目的としていた。発行されたステーブルコインは全額償還されている。

この実証実験の結果を受け、G.U.Groupはステーブルコインの一般流通における実用性と信頼性を向上させ、日本市場での普及を強化する方針だ。また、あおぞら銀行はグループの資源を活用し、スタートアップ企業の成長を支援し、新たな金融サービスを創出する計画を示している。

ブロックチェーンインフラが金融業界に与える可能性が期待されており、特にステーブルコインの利用が注目されている現状において、G.U.Groupとあおぞら銀行は革新的な技術と金融サービスの統合を進め、国内外のデジタル通貨の普及を目指して活動を続けていくとしている。

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