
エクサと第一生命テクノクロス、IT人材育成強化で業務提携
ポイント
エクサと第一生命テクノクロスは2025年1月に業務提携を締結した。国内でのIT人材不足と技術環境の変化に対応するため、人材育成とサービス創出に取り組む。両社は協力して、保険業務に精通したエンジニアによる新たな価値の創出を目指す。 エクサと第一生命テクノクロスは2025年1月に業務提携契約を締結した。国内のIT人材不足や技術の急速な進化に対応するためのもので、両社は優秀なIT人材の育成と確保を主な目的としている。
エクサは1992年から第一生命の基幹システムの構築・維持を担当しており、近年ではデジタルトランスフォーメーション(DX)の領域でも支援を行っている。今回の業務提携は、こうした長期的な関係を背景に、新たなステージに進むことを意味している。
業務提携の具体的な内容としては、人材の安定確保、人材育成、サービス・ソリューションの創出の三つが挙げられている。これにより、顧客の期待に応えるための新たなサービスやソリューションが生み出されることが期待されている。
エクサの千田社長は、「保険業務に精通するエンジニアが強力なチームとして共創することで、両社の成長・発展につながる」との意欲を示しており、既存の技術力やノウハウを融合することでさらなるイノベーションを目指す。
また、第一生命テクノクロスの安藤社長は、「エクサは30年以上にわたり第一生命グループを支援してきた不可欠なパートナーであり、今後も新たな価値を創出し続ける」と述べ、信頼関係を基盤に新たな可能性を探る姿勢を強調した。
今回の提携を契機に両社は、優秀なIT人財を育成・確保し、事業の発展と拡大を目指す方針だ。
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