
みずほ銀行、銀聯QRユーザー向けにJ-Coin Pay加盟店開放
みずほ銀行は3月24日、スマホコード決済サービス「J-Coin Pay」において、中国の銀聯QRユーザー向けに加盟店を開放する新たなサービスを開始した。これにより、銀聯QRユーザーは訪日時にJ-Coin Pay加盟店で決済が可能となる。
今回の取り組みは、国内キャッシュレス化の促進とクロスボーダーQR決済の拡大を目的としている。J-Coin Payの加盟店ネットワークを海外の決済事業者向けに開放するのは今回が初めてである。訪日外国人に対して使い慣れた決済手段を提供することで、利便性の向上と加盟店側の売上拡大が見込まれている。
銀聯QRユーザーは、対象となるJ-Coin Pay加盟店で、スマートフォンを用いて支払いを行うことができる。加盟店側はこれまで通りPOS端末やタブレット端末を利用して、特別な対応をすることなくJ-Coin Pay決済を受け付けることが可能だ。利用には別途申込が必要で、申し込みはJ-Coin Payサポートセンターで受け付けている。
背景には、インバウンド需要の回復傾向がある。日本政府も観光立国を掲げ、訪日外国人数の拡大を推進しており、特に中国からの旅行客は購買意欲が高いことで知られている。銀聯QRは中国国内で広く利用されており、今回の取り組みにより旅行客にとってスムーズな支払い環境が整うこととなった。
また、本サービス開始を記念し、キャンペーンが実施されている。2025年4月1日から12月31日までの期間中、銀聯QRユーザーが対象加盟店で決済を行うと、決済金額の最大10%がその場で割引される。このキャンペーンにより、さらに利用促進が期待されている。
みずほ銀行は今後もクロスボーダーQR決済の拡大に取り組み、国境を越えた決済の利便性向上を目指す方針である。
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