
大和証券、資産管理・投資支援アプリ「D-Port」提供開始
大和証券は4月27日、資産管理と投資に役立つスマートフォン用アプリ「D-Port」のサービス提供を開始した。現時点ではApp Storeからダウンロード可能で、近日中にGoogle Playにも公開予定である。
D-Portは、大和証券口座の有無にかかわらず利用できる設計となっており、ユーザーの属性やライフステージに応じた商品・サービス・ソリューションを提供する。主な機能として、総資産の見える化、シームレスなサービス連携、参加型コンテンツ、投資学習機能、そして投資シミュレーション機能を備えている。
背景には、新NISA制度開始を契機に進む「貯蓄から資産形成へ」という潮流がある。投資家層の拡大に伴い、多様なニーズに応える金融サービスの提供が求められる中、大和証券はAI技術やデジタルツールを活用して利便性向上を目指している。D-Portはその一環として開発された。
具体的には、保有資産の一覧表示機能では、NISAや確定拠出年金、持株会の資産も含めた一括管理が可能となる。さらに、オンライントレードやDAIWA LIFEPLANといったグループ内サービスへのシームレスアクセスを実現している。今後は大和ネクスト銀行や大和コネクト証券など他社アプリとの連携も予定されている。
アプリ内では、日経平均株価予想チャレンジや、アプリ限定の割引クーポンなど、日常生活にも役立つ参加型コンテンツを用意している。加えて、AIチャット「株talk」や動画講座「大和マネースクール」を通じた投資学習支援も充実しており、初心者にも利用しやすい設計となっている。
また、NISA口座での積立シミュレーションや持株会シミュレーション、株主優待ランキング機能なども備え、資産運用に役立つコンテンツが揃っている。利用者には各種お知らせがプッシュ通知で配信される仕組みも取り入れられている。
D-Portは24時間365日利用可能で、iOS/iPadOS16以上またはAndroid9以上の端末に対応している。利用開始には、アプリインストール後にメールアドレス登録とパスキー設定が必要となる。
大和証券は今後も、利用者の声をもとにD-Portの機能拡充と利便性向上を図るとともに、資産管理・投資支援のデジタルサービスを進化させていく方針である。
添付画像一覧




