
みんなの銀行デビット「リアルカード」提供開始 JCB加盟店で利用拡大
ポイント
みんなの銀行は5月12日から「リアルカード」の提供を開始した。バーチャルデビットと併用でき、JCB加盟店約5,600万店で利用可能になる。安心のナンバーレス設計とリサイクル素材での環境配慮も特徴。 みんなの銀行は2025年5月12日より、デビット決済が可能な「リアルカード」の提供を開始した。これまで同社は、スマートフォンさえあればカードレスで利用できる「バーチャルデビット」を提供していたが、実店舗やオンライン以外でもリアルカードのニーズが高まっていたことを受け、新サービス導入に踏み切った形だ。
今回のリアルカード導入により、みんなの銀行デビットが利用できる店舗は国内外のJCB加盟店約5,600万店へと大幅に拡大する。既存のバーチャルデビットは国内のQUICPay+対応店約300万か所以上で利用できていたが、リアルカードを併用することで、利用可能なシーンが広がる。さらに、リアルカードはナンバーレス設計が採用されているため、店頭や利用時のセキュリティも向上した。カード情報(カード番号など)はバーチャルデビットと共通で、全てみんなの銀行アプリ内で管理できるのも利用者にとって魅力となっている。
リアルカード追加については、「実店舗等で使いたい」といった顧客の要望が多く寄せられていた。実際に行われたアンケート調査では、87%が「リアルカードがほしい」と回答していたという。デジタルバンクとしてスマホ完結のサービスを強みにしてきた同社だが、現状の日本の決済市場や実際の顧客の声に応えるべく、今回のサービス実現となった。
リアルカードの最大の特徴は、JCBブランドを通じて国内外の幅広い店舗やATMで使える点だ。海外渡航時もJCB対応ATMで現地通貨を直接引き出せるため、両替の手間を減らし利便性を高める。
申込はみんなの銀行アプリ内から簡単にでき、発行後はアプリで一元管理が可能だ。同社は今後も顧客のニーズをもとに、サービス向上を目指すとしている。
添付画像一覧










×