
リクルートMUFGビジネス、新ローンサービス「エアウォレット クイックローン」発表
リクルートと三菱UFJ銀行の共同出資会社であるリクルートMUFGビジネスは、2025年夏より個人向けローンサービス「エアウォレット クイックローン」をリリースする。従来のローン商品が抱える「申し込みや利用時のハードル」「返済計画の立てづらさ」などの課題に対応し、誰もが日常の「お金が足りない」を感じた時に、安心して迅速に利用できる新たな資金調達の手段の普及を目指す。
このサービスは、送金アプリ「エアウォレット」を通じて申し込みから借入までを完結でき、本人確認済みユーザーが最短5分で資金を受け取れる点が特徴だ。手続きは借入希望金額とパスワードを入力するだけで済み、金融機関への来店や煩雑な書類提出などは不要だ。借入金は「エアウォレット」に直接チャージするか、銀行振込を選択できる。
貸付業務は三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下のGeNiEが担い、リクルートMUFGビジネスは代理店として集客や媒介業務を担当する。今後はリクルートおよび三菱UFJ銀行のデータ活用により、柔軟な与信モデルや金利設定も検討されている。
資金調達と返済面では、ユーザー自身が無理のない範囲で借入額を選べるほか、アプリ内で借入状況や返済スケジュールを随時確認可能。自動引き落とし・プッシュ通知によるリマインド機能も備え、返済漏れを防ぐ工夫がなされている。さらに、シフト管理アプリ「シフトボード」とも連携し、アルバイトの給与やシフト情報と照らし合わせた返済計画支援も今後導入予定だ。
リクルートMUFGビジネスによる調査では、若年層を中心に8割超が資金不足を経験し、3割は借入を断念していたという。従来のリボ払いや分割払いは「手軽さ」はあるものの、返済額が把握しづらく計画性を欠くため、多重債務リスクも指摘されていた。「エアウォレット クイックローン」はこれらの課題を踏まえ、「簡単・安心・計画的」な新しい資金調達の道を提供し、利用者の経済的機会と安心を支援する方針だ。
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