
三井住友海上とあいおいニッセイ、保険の手続きをデジタル完結化へ
ポイント
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、2025年7月から新たなデジタル手続きサービスを開始する。保険契約の継続・変更や事故対応をスマートフォンで完結できる仕組みを導入し、2027年4月まで段階的に機能を拡充する計画だ。顧客の利便性向上と最適な体験の提供を目指す。 三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は2025年5月19日、保険の各種手続きをデジタル上で完結できる新サービスを7月より開始し、2027年4月まで段階的に機能を強化していくと発表した。両社は「いつでも、どこでも、簡単に保険手続きができる仕組み」で最適な顧客体験の実現を目指す。
新たなデジタル手続きサービスは、個人契約者専用のインターネットページをベースに構築されている。自動車保険の契約継続や補償内容の確認・変更、事故連絡から保険金請求に至るまで、主要な手続きをスマートフォンやパソコンで直感的に行えるようになる。従来、代理店での相談や手続きが必要だった。
加えて、代理店による補償内容や手続きの相談、事故のエキスパートによる対応といった「人による安心感」はそのまま維持するという。
主な機能として、Web上での保険契約継続や内容変更手続きを実現。特に自動車保険の車両入替や補償変更もネットで完結できる。また、事故連絡のインターフェースはイラストを用いた直感操作となり、初めて利用する顧客でも迷わず手続きできる仕様だ。さらに、LINEを活用したサポートも充実。事故連絡や保険金請求の際、担当者とのチャットが可能で、修理工場のWeb検索や事故車両の損傷画像アップロードなど、スムーズな事故処理を後押しする。
両社は今後も機能拡張を続け、保険手続きの全プロセスをデジタルで自分のスタイルに合わせて選択できるサービスとして、顧客満足度のさらなる向上と、業界全体のデジタル化推進に貢献する考えだ。
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