
インフキュリオンと三井住友カード、請求書カード払いサービスを開始
インフキュリオンは5月20日、三井住友カードと提携し、法人間取引における請求書の支払いをカード決済に切り替える新サービス「請求書カード払い Powered by Winvoice」の提供を開始した。
企業は請求書の支払いを銀行振込からカード決済に変更でき、キャッシュフローの改善や業務効率化が期待できるという。本サービスは、インフキュリオンが提供する請求書支払いプラットフォーム「Winvoice」を基盤として採用している。Winvoiceは、請求書のカード決済に必要なライセンス、業務、システムをワンストップで提供するプラットフォームだ。
従来、法人間取引では請求書による掛け払いが主流であり、支払い方法も銀行振込が一般的であった。しかし、支払者にとっては手元に現金が必要となり、請求者にとっては資金を受け取るまでに時間がかかるなど、キャッシュフローの課題が存在していた。特に中小企業やフリーランスにとっては、これらの課題が経営に直結する問題となっていた。
このような背景から、請求書の支払いを立替え、支払者のカード決済を実現するBtoB決済サービスが注目を集めている。今回のサービスでは、支払者が既に保有しているカードで請求書の支払いが可能となり、支払金額をカード利用金額の口座引き落とし期日までに用意すれば良くなるため、実質的な支払期日の繰延が可能となる。
また、カード決済後は支払者が指定した名義で、最短即日で請求元の銀行口座に請求金額の入金が行われるため、カード利用を請求元に知られることはない。これにより、銀行振込にかかる時間削減やミスの防止など、業務効率の改善も期待できるという。
今後、Winvoiceではカード決済機能に加え、銀行振込(振込代行)や法人の後払い決済(法人BNPL)などの支払手段を拡充するための機能開発を計画している。
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