
IDホールディングスとBBSec、サイバーセキュリティ分野で提携
ポイント
IDホールディングスとブロードバンドセキュリティが提携し、包括的なサイバーセキュリティサービスの提供を開始した。 IDホールディングスとブロードバンドセキュリティ(BBSec)は、共同で包括的なサイバーセキュリティサービスを提供することを発表した。
デジタル・トランスフォーメーションや技術革新により、セキュリティ課題は複雑化し、サイバー攻撃のリスクも高まっている。新たな提携では企業にとって重要な防御手段を提供することを目指している。
BBSecは情報漏えいやIT対策に特化したセキュリティサービスを展開しており、2024年11月にIDホールディングスと資本業務提携契約を締結した。今回の協力関係により、両社はサイバーセキュリティ事業での連携を強化し、課題をプロアクティブに解決するソリューションを提供する。
特に注目されるのは、ID社を通じてBBSecが提供するデジタルフォレンジックだ。この分野でBBSecは10年以上の経験を持ち、カード情報漏えい事故を取り扱う調査機関として、日本で3社のみ認定されているPFI(PCI Forensic Investigators)である。24時間年中無休の運用体制により、常時監視と迅速な対応が可能であるという。
近年、特に航空、金融、通信といった重要インフラに対するDDoS攻撃が増えているため、セキュリティ対策の強化が急務だ。従来のマルウェア対策ソフトやファイアウォールだけでは十分な防御が難しく、より包括的なセキュリティ戦略が求められている。今回の協業は、BBSecの専門技術とIDグループのシステム開発・運用の強みを生かし、顧客のビジネスをリスクから効果的に守ることを可能にするとしている。
ID社とBBSecは、人事交流や共同プロジェクトを通じてさらなる技術向上と共創促進を目指し、安全なネットワーク社会の構築への貢献を目指す。
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