
三菱総合研究所と山陰合同銀行、出雲で新デジタル通貨
ポイント
三菱総合研究所と山陰合同銀行が共同で、2025年2月1日から出雲市でデジタル地域通貨「いずも縁結びPAY」を開始する。地域経済活性化の一環として、「さんいんウォレット」アプリを通じて利用を促進する。 三菱総合研究所(MRI)と山陰合同銀行は、出雲市でデジタル地域通貨「いずも縁結びPAY」を2025年2月1日から導入する。「いずも縁結びPAY」は、出雲市民や観光客、地域の事業者による利用を目指し設計された。
このプロジェクトは、2024年9月にMRIと山陰合同銀行が出雲市のデジタル地域通貨事業を受託したことからスタートした。地域経済の活性化を目指し、アプリ「さんいんウォレット」を活用。山陰地域の様々な地域通貨や行政給付・ポイントを管理するもので、「いずも縁結びPAY」はその第一弾となる。
「いずも縁結びPAY」は、インターネットバンキングやコンビニ、指定店舗でのチャージが可能で、利用者が希望する店舗へのサービスリクエスト機能も備えている。さらに初回チャージや市内本店店舗での利用に対し、ポイント付与などのキャンペーンも予定されている。
加盟店舗にとっても、他のキャッシュレスサービスと比べて低い手数料や、MRIが提供する利用者データに基づくマーケティングレポートがメリットとなる。この情報を活用することで、各店舗はサービス改善を図ることができるという。
出雲市では「いずも縁結びPAY」を行政のポイントや給付事業でも利用推進する予定だ。また、山陰地域全体で「さんいんウォレット」を広め、広域での経済活性化も目指す。
MRIは、出雲市での成功を皮切りに、全国で地域通貨プラットフォーム事業を官民連携で展開する予定だ。
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