
NTTデータとKort Valutaが提携、健康管理を進化させる実証実験
Kort ValutaとNTTデータは、革新的なライフスタイル支援を目指して共同実証実験を開始した。Kort Valutaが提供するVisa決済機能を備えたデジタルID「TwooCa」と、NTTデータの「ヘルスケア共創ラボ」を活用し、生活改善に寄与する新たなサービスモデルを検証する試みだ。
近年、ウェルビーイングへの関心が急速に高まっており、企業は従業員の健康と働きがい向上を求められている。これに応じて、ヘルスケア共創ラボでは、日常に自然に溶け込むパーソナライズされた健康サービスの提供を目指している。今回の実証実験は、健康データと決済データを統合的に活用し、生活改善の可能性を探ることを目的とする。
実験期間は2024年2月から4月までの約3か月間で、対象はNTTデータのヘルスケアラボ運営員。主な内容は、心拍数や睡眠データなどの健康データの可視化、これに基づいたパーソナライズAIアドバイスの提供、利用者の活動に基づく電子マネー付与となる。この試みにより、健康意識の向上や生活の質改善、FintechとHealthtechの融合がもたらす新たなサービス価値の創出を目指す。
TwooCaは、健康管理と決済を統合した次世代型プラットフォームであり、Visaタッチ決済に対応した健康管理機能付きリング型ウェアラブルデバイス「TwooCa Ring」も提供される。健康状態の可視化に加え、AIコンシェルジュによる健康改善提案と活動に応じた電子マネーの付与を通じて、日常の行動が楽しく続けられる体験を提供する。
Kort Valutaは、金融ライセンスを基盤とするデジタルIDとプラットフォームの提供を通じて、個々の生活者に寄り添った新たなヘルスケア体験を創出する方針だ。今後はNTTデータとの協業を通じて、美容、食、リラクゼーションをテーマとした新施設の展開も視野に入れ、地域創生や生活者のウェルビーイング向上に貢献するとしている。
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