
横浜銀行、AI面接官で採用DXを進化-多様性と公平性を推進
ポイント
横浜銀行は、VARIETASが提供するAI面接官をトライアル導入し、採用プロセスを進化させる取り組みを開始した。多様な人財を発見し、公平な評価を実現することを目指し、採用の質向上や業務効率化を推進する。 横浜銀行は、VARIETASが提供する「AI面接官」を採用プロセスでトライアル導入することを決定した。AI面接官は、面接評価を客観化し、多様な人財を公平に評価する仕組みを提供する。同行は採用の質向上や人財の多様性を追求し、新たな人財戦略を推進する狙いだ。
このAI面接官は応募者の回答を分析し、公平な評価指標を提供することで、担当者ごとの主観に左右されることなく、適切な判断が可能になるという。AI面接官は潜在的な能力や強みを多角的に把握することができ、横浜銀行が重視する「人財」という概念を更に発展させるきっかけを与える。
VARIETASによると、AI面接官は2024年9月に正式リリースされて以来、大手企業での採用が進んでおり、新卒採用や中途採用など多様な採用ニーズに応えている。このAI面接官の導入背景には、金融業界を取り巻く環境の急速な変化がある。少子化やデジタル化の進展、異業種参入による競争激化といった状況の中で、横浜銀行は「変革と成長の機会」と捉えている。
AI面接官を利用することで、応募者は自己表現の機会を広げ、横浜銀行は応募者の特性をより詳細に分析することが可能になる。応募者選定の精度が向上するとともに、面接業務の効率化を実現し、浮いた時間を使って学生との接触機会を増やすことが期待されるという。
さらに、横浜銀行は、AI面接官のトライアル導入によるデータドリブンな選考の実現に意欲を示している。中長期的には、既存行員のピープルアナリティクスとの連携を視野に入れ、選考効率やROIの向上を目指す方針だ。
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