
リクルートペイメントとGMOあおぞら、ローン仲介実証実験を開始
ポイント
リクルートペイメントはGMOあおぞらネット銀行と連携し、『Airペイ』を利用する中小事業者を対象にした『ローン仲介サービス』の実証実験を開始した。中小事業者に向けたスムーズな融資提供を目指し、金融機関との連携を強化する。 リクルートの決済サービスを運営するリクルートペイメントは、GMOあおぞらネット銀行と提携し、2月4日に『ローン仲介サービス』の実証実験を開始した。この実証実験は、リクルートが提供する『Airペイ』を利用する中小事業者を対象に、融資仲介を行う試みだ。リクルートペイメントは、利用状況に基づく独自基準で中小事業者をWebサイトに招待し、GMOあおぞらネット銀行とのマッチングを図る。
このサービスの中心となるのは、GMOあおぞらネット銀行のオンライン完結型事業性融資「あんしんワイド」の与信モデルと、リクルートのデータ活用だ。これにより、中小事業者は迅速かつ適切に融資を受ける環境が整うことが期待されている。
リクルートグループの『Airレジ』や『Airペイ』を利用する事業者は、店舗拡大や人材投資のための資金が必要とされることが多い。しかし、金融機関の選択肢が限られていたり、融資申請の手続きが複雑であったりするため、適切な融資を迅速に受けづらい現状がある。今回の実証実験は、金融機関への営業接点を持たない中小事業者にとって、大きな助けとなるとしている。
今回の実証実験は2022年に登録された金融サービス仲介業に基づく取り組みであり、リクルートペイメントは他の金融機関との連携も検討している。銀行・証券・保険すべての領域で金融仲介を可能にするこの制度を活用し、事業者にとって資金調達手段の拡充を目指す。
リクルートペイメントは、今回の取り組みで中小事業者と金融機関双方に利益をもたらし、より良いビジネス環境の創造を目指すとしている。
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