
トヨタグループ、初のセキュリティトークン社債「トヨタウォレットST債」を発行開始
ポイント
トヨタファイナンシャルサービスは、トヨタグループ初となるセキュリティトークン社債「トヨタウォレットST債」を発行すると発表した。ブロックチェーン技術を活用し、個人投資家との関係強化を目指す。購入者には「TOYOTA Wallet」アプリを通じて特典が提供される。 トヨタファイナンシャルサービスは2月10日、トヨタグループ初のセキュリティトークン社債(ST債)である「トヨタウォレットST債」を発行すると発表した。このST債はブロックチェーン技術を活用し、個人投資家との結びつきを強化することを目的としている。
ST債の発行には、Progmat社が提供するデジタルアセット発行・管理基盤「Progmat(SaaS)」が利用される。これにより、セキュリティトークン発行者や関連事業者は、投資家の情報をタイムリーに把握し、最新の情報に基づいたサービス提供が可能となる。
購入者には、トヨタのスマートフォン決済アプリ「TOYOTA Wallet」を通じて特典が提供される予定だ。特典の受け取りには、同アプリのインストールとユーザー情報の登録が必要となる。
トヨタファイナンシャルサービスは、これまでトヨタの顧客を中心に金融サービスを提供してきた。今回のST債発行を通じて、個人投資家との新たなつながりを創出し、トヨタグループの事業や活動に共感・応援する人々を増やすことを目指している。
セキュリティトークン社債の発行事例は国内外で増加しており、市場の成熟が進んでいる。トヨタファイナンシャルサービスは、本ST債を通じて市場の発展に貢献したいとしている。
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